2012年7月26日木曜日

ジャン・バティスト・ジョゼフ・フーリエ

ジャン・バティスト・ジョゼフ・フーリエ(1768年~1830年)

ジャン・バティスト・ジョゼフ・フーリエは、フランスの数学者、物理学者です。
フーリエは1749年にエコール・ノルマル・シュペリエールの第一期生として入学し、その後同じフランスの数学者ガスパール・モンジュの勧めでエコール・ポリテクニークで数学教師となりました。


■ナポレオンのエジプト遠征

フーリエはモンジュや化学者のクロード・ベルトレら約180人の学者と共に、ナポレオンのエジプト遠征に随行しています。ナポレオンがカイロに学士院を作った際には、フーリエが院長を努めました。


★ジャン・バティスト・ジョゼフ・フーリエに関する雑学

・ロゼッタストーン
ナポレオンのエジプト遠征時、ナイル河口のロゼッタの近くで石版が発見されました。これはロゼッタストーンと呼ばれるもので、フーリエはこの石版に刻まれた文字の解読を試みるものの失敗に終わっています。
その後フーリエのサロンにジャン・J・シャンポリオンとジャン・F・シャンポリオンの兄弟が訪れた際に、フーリエは彼らにロゼッタストーンの拓本を見せました。フーリエから3通りの書体で刻まれたもののうちの1つが未解読であることを聞いた弟のシャンポリオンは、自分がそれを読んでみせると告げました。その後1822年にシャンポリオンは解読に成功しています。

・月のクレーター
月の表にあるクレーターには、フーリエにちなんで名づけられたものがあります。


★ジャン・バティスト・ジョゼフ・フーリエに関する備考

Jean Baptiste Joseph Fourier
生没年:1768年3月21日~1830年5月16日
生まれ:フランス、オセール
父:不明
母:不明
主な著書:1822年『熱の解析的理論』