エドワード・ウェアリング(1734年~1798年)
エドワード・ウェアリングはイギリスの数学者です。「ウェアリングの問題」の提唱者として知られています。「ウィルソンの定理」で知られるジョン・ウィルソンは、ウェアリングの弟子となります。
■ウェアリングの問題
ウェアリングは1770年に『Meditationes Algebraicae』を著しましたが、その中で
2以上の自然数に対して、
「全ての自然数は s 個の負でない k 乗数の和で表される」
という性質を満たす整数 s が存在するか
という問題を提示しました。
ウェアリング自身はこの問題に照明はつけなかったのですが、1909年にドイツの数学者ダフィット・ヒルベルトがこの問題を解決しました。
■対称式
任意の対称式は、基本対称式を用いて表すことができます。このことはウェアリングやフランスの数学者アレクサンドル=テオフィル・ヴァンデルモンドによって示されました
★エドワード・ウェアリングに関する備考
Edward Waring
生没年:1734年~1798年8月15日
生まれ:イングランド、シュロップシャー州オールド・ヒース
父:ジョン・ウェアリング
母:エリザベス
主な著書:1770年『Meditationes Algebraicae』