ジョゼフ・リウヴィル(1809年~1882年)
ジョゼフ・リウヴィルは、フランスの物理学者、数学者です。リウヴィルの定理で知られています。
■リウヴィルの定理
リウヴィルの定理には、物理学、解析学、数論の3つの分野に関わるものがあります。
■リウヴィル数
1844年に、リウヴィルは超越数の最初の例を示しました。この数を「リウヴィル数」(Liouville number)といいます。
■ガロアの功績の発見
フランスの数学者エヴァリスト・ガロア(Evariste Galois、1811年10月25日~1832年5月31日)の功績は生前は認められることはありませんでしたが、ガロアの死後に彼の論文の写しが当時の数学者達の一部に送られました。リウヴィルはその写しを入手し価値を見出し、1846年に『純粋・応用数学雑誌』(Journal de mathematique pures et appliquees)にガロアの論文集を掲載しました。このことがきっかけとなって、ガロアの功績が多くの数学者たちに知られることになりました。リウヴィルはガロアが生前認められなかった理由を「簡潔さを求めすぎて分かりにくくなっている」と述べています。
★備考
Joseph Liouville
生没年:1809年3月24日~1882年9月8日
生まれ:パ=ド=カレー県サントメール
エコール・ポリテクニーク教授(フランス、1833年)